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S翁の教え(32)

 

(2) モルヒネ

日本の発明って凄くて、モルヒネを量産したのも日本人です。星一(はじめ)さんという人がモルヒネの大量生産を発明したんです。だけど途中で内務省衛生局にパクられてしもうてね、会社は疲弊してしもうたんです。

第一次世界大戦敗戦後インフレでドイツの学術界がお金なくなって困ってた時に、星さんは会社大変だったけどモルヒネで儲かったお金20億以上もだして援助したんですよ。日本人はドイツからたくさん学術教えてもろうたからね、その恩返しということで。

星さんの基金のおかげでドイツ人からノーベル賞出したり、研究者が復活したの。

第二次世界大戦後に蓋開けてね、一体誰が金出してたん?って言ってたら日本の星一の星基金いうのが分かったの。

それでドイツの大統領から招待されてものすごく歓迎されたんです。

星新一さんいうてね、ショートショート、とか書いた小説家。あれが息子やねん。あれのお父さんです。

この間亡くなった押尾仁先生いうてね、ドイツの日本文化館の所長さんされてた方が留学した時に、ドイツ人から星さんのこと教えてもろうたんです。それで調べてみたら、そういうことやったんて。もう30 年以上前にNHKで放送してたんですよ。 岩波の単行本にも出てますけどね。

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