(9)阪神大震災
95 年の地震の時には、ここから天岩戸がぽっと開いて、光がスーッと流れたんで、あれだけ揺すったんです。だから、嬉しなってもうてね、壊れた家の屋根の上で踊ろかな思うくらいだったけど。
ー開いたの見えたんですか?
見えるとか見えないとかじゃなく、もっと細かい感覚なの。 わかっちゃうの。皆さんも本当は分かるようにできてる。だけど皆さんはまず否定されるんですよ。そんなはずない、とか一瞬思った途端に全部バシャっとなって閉じちゃう。だから否定的な言葉とか、否定的な思い一切出さんかったら全部上手にスーッと通じていく世界なんです。
ちょうど阪神大震災の前の日になんか来るような気してね。前の日分かってたんですよ。
ーえええ!
で前の日にね、大阪の知っとる人4人ほどに会ってて、地震来るか分からんから気をつけてね、リュックサック持って用意しときやって説明してたんですよ。そやなあって言ってたら、次の日にきたんや。 ほんなもんやから皆、Sさん言っとったから安心して大丈夫やったって言ってたけど、うちの市民住宅は半壊してしもうて。もう笑うた。
僕は前の日に風呂に水いっぱい水溜めたんですよ。ほんな らその 6−7 時間後に来たんやけど、地震きおった、と思うて、最初に水見に行ったんや。で風呂場ガラガラって開けたら水 1 滴もあらへんね。ほんなら人間て面白いもんでね、また同じこと繰り返して、 また戸閉めて、またガラガラ開けてもう一 編見てもあらへんね。3 回やってん。ほんなら天井全部水浸しなんですよ。9割くらい張ってた風呂場の水が地震で全部出てしもうたんです。いや、凄かったなあと思うて。1 m位浮き上がってますよ。
ーそんなにすごい…
ーでもなんで翌日来るって分かったんですか?
いや、なんとなく胸騒ぎして。あのね、来る時スーいう感覚なんですよ。で、あれやばいなあ、いう感覚で。
ー地震で押し潰されたとか、焼け死んだとか、ああいう人たちは苦しんで…
いや、あの時 6000 人ほどだったけど、苦しんだ人おらへんかった。
ーえ?そうなんですか?
地震の後、まだ焼けて火燃えてるとこ、供養でずっと歩き倒したんや。。祈り倒したんやけどね。
ほとんど8割から9割皆そのまま魂スッと抜けてたから、全然苦しい人や悲しくて亡くなった人おらへんかった。
ーああ!そうだったんですか!
ガーンと来た時に、あっと思った瞬間に、もうそっからプット魂抜けてんですよ。
ー死ぬ瞬間は痛いもくそも…
ない。守護霊さんが、はいよってポンと預けて、シュッと帰ってまう。なあんともない。
ーじゃあ死ぬ運命であればその時死ぬんだし…
ああ、そうそう。
ー生き残るんだったら生き残るということですか?
そう、後はもうお任せしてたらいい。
続く